2020年上半期 印象的な映画
今週のお題「2020年上半期」
2020年の上半期の映画業界は、新型コロナ感染症の拡大で劇場が閉鎖し、公開延期になった作品がたくさんありました。
しかし、その中でも観ることができた作品もたくさんありました。
記憶をたどっていきましょう!
『パラサイト/半地下の家族』
これは2019年から2020年にかけて、大きく話題になった作品ですね。普段映画を観ないという方も耳にした作品なのではないでしょうか。
スピード感のある展開と社会風刺の効いた作品でした。まさかの米アカデミー賞作品にまで登りつめ、世界中がこの映画を楽しみました。映画史を変えた作品とも言えるでしょう。
『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』
とてもタッチの軽い、けどしんみり浸れる作品でした。
ラブコメ映画は2000年代に多く最近では少ないように感じますが、この映画はきちんと現代をとらえていて、私はかなり好きな映画になりました。
『ジョジョ・ラビット』
ナチス占領下のドイツ、少年ジョジョはヒトラーというイマジナリーフレンドを持っていました。しかし、家に隠れ住んでいたユダヤ人少女との交流が、彼の考え方を大きく変えることになる…
監督タイカ・ワイティティの知名度を一気に押し上げた作品。彼らしいユーモアの中にも、思わず「えっ…」と息ができなくなるような突き刺さる展開もありました。
戦争映画は歴史的背景からも暗くなりがちですが、そのようなイメージを払拭した作品でもあると思います。どんなに過酷な状況であっても、希望や笑顔を忘れなかった人々にスポットライトを当てた物語でもあります。
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
フランス映画から。ベストセラー世界同時発売のため、原稿が漏れないように翻訳家たちを監禁するも、なぜか原稿が漏れてしまって…という物語。ミステリー度120%の素晴らしいスクリプトです。 ネタバレ厳禁です。
『フォードvsフェラーリ』
個人的上半期TOP映画はこれです。『アクアマン』以来、思わず予約してまでディスクを買ってしまった作品。
レースカーの勢いだけではなくて、会社という組織で生きる人々の苦悩と決断が、本当にすがすがしく描かれています。
大好きな俳優さん、マット・デイモンとクリスチャン・ベールを同じスクリーンで観ることができて最高でした。
~番外編~
『ユーロビジョン歌合戦~ファイアサーガ物語~』(Netflixオリジナル)
アイスランドに住む幼馴染二人が憧れであるユーロビジョン歌合戦出場に向けて、様々な陰謀や欲望にもまれながらも、絆を確認する物語。ユーロビジョン歌合戦とは実在する歌番組だそうで、この映画で初めて知りました。
コメディ味120%の、面白さが炸裂した映画でした。これは面白すぎました。ファイアサーガをはじめ、出場者のオリジナル曲も完成度が高すぎて、観た後に何度も聞きました笑 ”Double Trouble”がお気に入りです。
上半期は丸2か月ほど劇場に行くことができなかったけれど、思いのほか良い作品にたくさん出会えたと思います。
ただ、今年の下半期は様々な国際的な映画祭が中止になるというニュースもあり、セレブの方々の姿をみる機会が減りそうで…少し悲しいです。。。
下半期公開予定の作品も、期待して待っています!